病気と

こころ・からだ



【生老病死(しょうろうびょうし)】
という仏教用語を
聞いた事はございますか?

生まれること
老いること
病に罹ること
死ぬこと

これらの事象は四苦といい、

「自分の思うようにはならない」

ことを説いています。


ただ、思うようにはならなくとも、
そこには必ず原因や理由があります。


四苦の中でも特に個人差が大きいのは【病】だと思います。


重度の病気を抱えて生まれてくる
場合もあれば、


病気一つせず
天寿を全うする方もいます。


これらは
今世の課題に左右される分野なので


一概には幸・不幸で
判断できるものではありません。


問題なのは、


病気や不調になった
経緯をないがしろにして
ただひたすら治療にばかり
専念している場合です。


心【マインド】身体【ボディ】

繋がっています。
そこに魂【スピリット】も含めて
三位一体となり、


この考え方は中医学・解剖学・生理学・
量子学・チャクラ等でとても重要です。


病気やトラブルなどネガティブな事象にも
必ず原因があります。


それらから伝わってくるメッセ-ジに
向き合ってみましょう。


人生を見つめ直すきっかけ
なるかもしれません。

病気という『状態』



病気になる原因は様々です。

西洋医学・東洋医学
どちらの見地で診るかによって
対処法も異なります。

スピリチュアルでは

【その病気を選んでいる】

と解釈します。

一晩ぐっすり眠れば解消する
軽度の不調から、

長年にわたり心身を蝕む病気まで、

幅広い程度をもつ『異状な状態』

を病気と呼んでいます。

西洋医学

現代社会において最も選択されている医学。
大きく内科的治療と外科的治療に
二分される。
患部に直接アプローチする事で治癒を目指す。
病気の原因となった
細菌やウイルスを殺したり、
悪い部分を切除して

症状を無くす・抑える事が得意。

効果が表れやすく、スピ-ディな解決方法。 

投薬や手術によって

積極的に【闘う】治療法。


東洋医学

人間が元々備えている自然治癒力を
高めて治す医学。
主に鍼灸・漢方薬・薬膳を用いる。
患部でなく、
全身のバランスの崩れに注目する。
陰陽論や五行説から
『気・血・水』を診て整える。
内側から根本的な治癒を目指す為、
時間がかかりやすい。
身体の働きを【サポ-トする】治療法。
気功やボディマッサージ、
アーユルヴェ-ダなども含まれ、
身近な存在であり、効果も多岐にわたる。

「治す」ではなく

「治る」に重心を置く。

心身医学



こころ・からだの両面から
病気を捉える医学です。


もちろん、ケアには
【魂】も含まれています。


心身医学という名前自体
あまり聞き慣れない言葉
かもしれませんが、


西洋医学においても
重視されるようになってきており、


『病気のうち75%は
心身医学の観点から診る必要がある』
と言われることも。


多くの病気の原因が

【感情】や【心】にある

とみなされているのです。



原因はこころにある、


といっても『気のせい』
という意味ではありません。


自分自身のことを、
どれだけ知っていますか・・・?


西洋医学にも東洋医学にも、

それぞれ素晴らしい効果があり、

必要に応じて治療法を使い分け、

病気平癒を目指したいものです。

でも、忘れがちなスピリチュアルな観点。

病気になった本当の原因は?
なぜその病気を選んだのでしょう?


原因を自覚せずとも治る事は・・・
ありがたいことに日常茶飯事です!


でも、中には本腰を入れて向き合わないと
解決しないものもあります。


肉体エネルギー・感情エネルギー・

精神エネルギー・怒り・抑圧・

間違った思い込み


スピリチュアルから診る
病気の背景は様々です。


ひとりひとり、異なります。

不調の現れ


意識/無意識に関係なく、
私たちの意識は自らに
多大な影響を与えています。

不調の出現により、
アラ-ムを発してくれています。

『もうそんな考え方はやめなさい』

肉体的・感情的・精神的にもう

限界を迎えていると教えてくれています。

病気は敵か・・?


多くの治療機関では
病気は『悪しき存在』とみなされる
かもしれません。


病気に至った経緯ではなく、
症状をターゲットに
治療が行われます。


病気の【本当の原因】は
取り除かれないままに・・・。



視点を変えてみると、病気は


人生を立て直すためのギフト

だと気付くことができます。


病気はあなたの現在の【生き方】を問い、

間違った観念の

修復・改善・変更を

迫っています。


長い時間をかけて積み上げてきた、
あなたの揺るぎない思い込み。

それはいつ、どのようにして
築きあげられましたか?


作用しあう影響



(精神・感情)→肉体
この順番で影響を与えています。


もちろん、
常に一方通行とはかぎりません。


でも、基本的に
魂から流れ出る生命力が
肉体を維持しています。


内面で起こっている事を
肉体に反映しながら生きています。

肉体自体が病気の原因

ではありません。

(老化を除く)


肉体は物質体、『魂の容れもの』です。
影響を与えているのは『中身』の方です。

エゴとは・・


エゴは心理学用語で
自我・自尊心】を意味します。


視点を変えると、
あなたの過去の記憶とも言えます。


気が付けばあなたの記憶が
あなたの人生の主導権を握り、

人格まで支配している

かもしれません。


記憶がいつしか信念に
成り代わっていても
気付かないまま多くの時間を過ごし、
病気を手に入れているかもしれません。

記憶が

結論を出す



記憶には様々な体験が刻まれています。
良かったことも、悪かったことも。


良かったことは
その幸福を繰り返し味わおうとします。


悪かったことは
今後その不幸を避けようとするはずです。


そうした記憶が【結論】を出し、
その結論に基づいて
行動】が生まれます。


行動はやがて【人格】になり、
人生を方向づけていきます。


それらはいつしか【エゴ】となり、

思い込みや信念と

見分けがつかなくなっていきます。



もはや自分がそう思うのか、
思わされているのか、

区別がつかない状態が
常態化】します。

エゴの支配


先述したように、エゴは何百もの
【思い込み】によって形成されています。


時に命令し、時に拒否し、
絶えず囁き続けます。


知らないうちに
本当の自分】はどこかえ消え去り、
多くの方々が完全に
エゴによって支配されています。


欲求も不満でさえも
自分ではどうにも出来ず
ただひたすら
コントロールされ続けた結果、


ブロック】が生じてしまいます。

ブロックの発生


ブロックとは
【障害物】のことです。


自分の中にある、
思い込みや考え方の癖により、
様々な場面であなたの邪魔をしてきます。


何かをやろうとしても、始める前から
「きっと無理だ」と否定したり、
「こうするべきだ」と固定観念を植えられて

自由な行動や判断が

できなくなります。


無邪気に失敗を恐れず挑めた子どもの頃は
*ブロックとは無縁です。
純真無垢に、思った通りに生きています。


それが成長するにつれ
色々な失敗経験環境により、
次第にブロックが発生し、
積み重なっていきます。


 

*一部の方は

幼少期から壮絶なブロック
背負います*

病気とエゴ


私たちの不調や病気は
エゴに完全に支配されている
ために起こる・・・とすれば、

その支配を解かない限り

克服は難しい。



なぜなら、本来の姿や欲求がエゴによって
ブロックされているからです。
魂やこころに生じたブロックは
やがて肉体にも影響を与え、
不調や病気となって現れてくるのです。

病気は時に

需要と供給を叶えてくれます

具体的な症例①

<Aさんの場合>

手指の疼痛を訴えて来院したAさん。
ギターを弾こうとすると激痛が走ります。
その結果何が出来なくなったかというと、
ギターが弾けなくなりました。

Aさんは音楽活動を
家族に反対されていました。
ギターを弾けなくなる口実として
自分に痛みを与え、
結果諦めざるを得ない状況を設定することで

自分を納得させていました。


具体的な症例②

<Bさんの場合>

ママ友と同じ保育園に
子どもを通わせているBさん。
最初は、園のイベント後に集まって
不定期にお茶をしていました。
それが月に一度の恒例となり、いつしか
毎週のように集まるようになりました。

Bさんは階段で転倒し、
数か所を複雑骨折しました。
その後、お子さんの園の送迎は
ご主人の役割になりました。

【必然的に】
嫌なルーティ-ンから解放される事で
肉体は大きなダメージを受けましたが、
代わりに

精神的苦痛からは距離を置く

生活を手に入れました。

原因と結果


ある痛みや不調が原因で
【何が出来なくなったか】を確かめると、
その痛みや不調が現れた原因
簡単に解ることがあります。

やりたくても出来ない/本当はしたくない
等々、様々なケ-スがありますが、
何らかの形で
【自分を納得させている】のです。

エゴの戦略と…


エゴは

【自分の信じている事こそが
最も自分の為になる】

と思い込んでいます。

 


症例の紹介でも
エゴの視点で紹介しました。
でも実際は
スピリチュアルな視点で視ると、


Aさんの疼痛は

【家族からの支配に
いつまで従うのですか?】



Bさんの怪我は

【したくない事に

NOと言えないのですか?】

という、

本来の自分からの、

魂の問いかけ』でした。 

外側の世界で起きていることに

振り回されないで。

エゴは私たちの人生を

導く力がないことを

知っておいてください。


本当のニーズをわかっているのは…

もうお分かりですね。

3つの『体』


物質世界において、
人間は3つの体をもっています。

物質体:フィジカルボディ
感情体:エモーショナルボディ
精神体:メンタルボディ



いかなる活動にも必ず関係しあっており、

成長や進化も含め、

生きている間ずっと

連動しています。



その関係性自体に注目することは
あまりないかもしれません。


いちいち
「これは体のどこで感じているんだ?」
と考えませんよね。


あまりにも身近で、
とても密接な関係性です。

病気の原因

となるもの


最も一般的なものは

罪悪感

です。

次にその他の

ネガティブな態度や感情

です。

なかには【他人の関心を引く】ために
病気になる人もいます。
大人はもちろん、子どもやペットにも
よくみられます。


絶対に仕事を休めない日に限って
子どもが体調を崩したり、
机の上の重要な資料だけを
ペットに滅茶苦茶にされたり・・・。

自分にとって都合の悪い状況に

直面しないために病気になる

人もいます。


大切な試合やテスト、会議の前になると
決まって
体調不良に陥ったりするケ-スです。

この現象には
思い込み】も関連しています。
「○○の前になると、
いつも調子悪いんだよな・・」等々。


ストレスや緊張だけが
原因とは限らないのです。

思い込みが

もたらすもの



自分の中心がしっかりしていないと、

周りからの影響を受けやすい

傾向になります。

知らず知らずのうちに
同調(シンクロ)している
ともいえます。


伝染病が流行るとすぐ罹ってしまうのは、
こうした人々に多いように見受けます。


ただし、他人の影響を受けやすい
*エンパスHSPの方々とは
きちんと区別して考えます。


*エンパス:生まれながらにして
ずば抜けた共感力をもつ人々
*HSP:Highly Sensitive Personの略称で、
とても敏感繊細な人々


伝染病の流行



2020年、新型コロナウイルス感染症が
世界中で猛威を奮いました。


現在はワクチンを巡って
新たなフェ-ズに入っています。


これまでも/これからも


伝染病というのは何度となく
現れたり消えたりしながら
存在してゆくことでしょう。


医学も科学も
絶えず進歩しているはずなのに、


新型感染症にかかわらず、
毎年多くの方が
伝染性の病気によって
命を落としています。


スピリチュアルな見方をすると、

伝染病は

人々に共通の思い込みがある

せいで流行する

という特徴があります。


短期間で何万人もの人々が
同じ感染症に罹患するということは、


他の人々と同じ考えをすることで

自分に害を与えている

状況といえます。


また、不安や恐怖、思い込みといった
負の感情エネルギーは伝染しやすい
傾向にあります。


【病は気から】という慣用句は
古来から語り継がれています。
ストレス免疫
病気と密接な関係をもっています。


当時
「異例の速さで承認された」
新型ワクチンの登場により
感染者数は減り、


同時に
ワクチンが効きにくいとされる
変異種の出現で患者数が増え、


かと思えば
国民の半数がワクチンを摂取したと
報道されると
目に見えて患者数は減りました。


その背景には
様々な要因があると思いますが、


人々の心情が反映されている
ような気がしてなりません。

遺伝性の病気を

患うということ



親から子に伝わる遺伝性疾患は
たくさんあります。


臓器がメインのものから
神経や精神に至るまで
幅広く存在しています。


代表的なものを幾つか挙げてみます。


悪性新生物(ガン)
・・・特に腎臓・乳房・卵巣など
膵臓・・・一型糖尿病 
大腸・・・潰瘍性大腸炎

眼・・・色覚異常・先天性白内障・
緑内障など
血液・・・血友病
筋肉・・・筋ジストロフィー
神経・・・パーキンソン病
脳・・・若年性アルツハイマー病
精神・・・統合失調症・
双極性障害(躁鬱病)


もちろん、
遺伝的要因を持っていても
必ず発症するものと
しないものがあります。


それでも、その遺伝は
大きなメッセ-ジ性を持ちます。


遺伝病を持つということは、

その病気を持っている親から

考え方と生き方を引き継いだ

ということだからです。


 

これは人生の中で

親と同じ教訓を学ぶ必要がある

もしくは

来世のためにその体験が必要
(研究する/治す等) 

ということであって、
決して親や家系を責める対象にしません。


むしろ、
その病気を通して

学びを得るために



その家系や親を選んで
生まれてきた
とも言えます。


責めたり恨んだりしている間は
その病気を治すどころか、
受け入れることすら叶いません。


それでも、遺伝性の病気というのは
子どもが親を恨み、
親も罪悪感でいっぱいになる


スピリチュアル的にも
とことんハードな課題です。 


【ありのままで】

の本当の意味

いかなる理由で病気になったとしても、
それらが伝えているのは

『あなたは、あなたでOKなんだよ』と
気付いてほしいということ。


自分で自分を認め、許したとき
*エゴは姿を潜めます。


すると、

エゴではなく

ハートが人生を導き出します。



自分に対して様々な経験を許し
他者を愛することを許し
他者が様々な経験をすることも許したとき、


【自分が人間である事を赦している】
ことに気付きます。


人間は欲深い生きもので
とても弱いです。
(でも、だからこそ学び、強くなれます


恐れ・思い込み・弱さ・欲望・嫉妬・羨望
これらを持った自分を丸ごと受け入れ、
認めるということは

現在の自分をありのままに、

完全に受け入れること。


世の中は
善悪・正負といった二元論が
まだまだ基準としてあります。


ありのままの自分を受け入れるには
葛藤があるかもしれません。


それでも、
そのような概念で自分を裁くのではなく、


自分を愛して

❤️Love Myself♡


とても勇気のいる事です。
本来のあなたに戻ること。


あなたはもともと幸福で、
愛と調和に満ちた存在でした。


病気や不調の原因を作っている
【原因】を見つけたなら、


また、
もう十分に
学び終えたなら、

そんな自分を無条件に

認めてあげます。



そうすれば必ず
必要な変容が起こります。



 *エゴは生きている限り
完全になくなる事はありませんが
支配されなければ
問題ありません

治療の出番



変容が起こり、
病気や不調から送られてくる
メッセ-ジを理解し、
自分を許した時から
多くの場合
それらは治り始めます。


途中、
病と向き合っている時の
不調や痛みはその間ずっと
あなたに生じていますから、
きちんと対処してください。


症状を抱えたまま
内面と向き合う作業は
とても辛いもの。


我慢せず、
信頼する医師や治療機関に
かかりましょう。


現在は代替治療も盛んに行われています。


何が自分に合っているか、

自分で判断し、選択してください。